2011年1月5日水曜日

DOF のプラグイン



3DCG のソフトでDOF をかけてしまうと後からの修正が大変。実写だと撮り直しになるだろうしってことで、後から試行錯誤するためにはソフトウェア的にDOF をかけられた方が良いですよね。ということで、映像を意識してAE で使えそうなのを調べてみました。正直に言うと、Alex Roman さんがインタビューの中で使ったと言ってたのを調べてみましたw

Iris Filter
唯一の国産フィルタ。発売されたばかりの頃から知ってました。品質も高そうです。無料のPersonal 版で、縦横各300 pixel までのレンダーができるようです。無料で試せるのは嬉しいですね。ただ、このサイズでは物足りないので、本格的に使うなら有料版ということになります。対応しているAE やPhotoshop のバージョンが古いようです。アプグレしばりとかなかったら、Photoshop とか古いのでも良かったりするんですけどね...

でも、お高いんでしょう?はい、高いですw バージョンが色々ありますが、HDTV 版とかだと10万前後しますね。プロの作品での利用実績も豊富で、品質的にはかなり高そうですが、お値段的な理由でムリです...


DOFPRO
1 ライセンスが約100USD ということで、価格的にはもっとも良心的。品質も良さげ。基本はPhotoshop などで使う静止画向けのようなんですが、なにやらシーケンスファイルをバッチ処理させることで、動画にも対応するようです。素晴らしい。が、Windows のみでした... ファイルの読み込み、書き出しはできませんが、購入前に全ての機能を試せるようです。Mac 版については、FAQ でもとりあげられていますが、開発の予定もなさげです。トホー


Lenscare
ということで、消去法的な理由でLenscare にw などといっては失礼ですね。こちらも品質は高いようです。Alex Roman さんの作品を事例紹介に入れているあたり、その手の人達(私のようなw)には、訴求力が高いのではないでしょうか。CS5 にも昨年の3月というかなり早い段階で対応しています。DOF のソフトそのものの機能とは関係ありませんが、ウェブサイトの作りも一番奇麗で、より多くの人に販売しようという意欲が感じられます。AE 版なら、199USD 、Photoshop 版なら89USD と、円高の今ならお買い得感があります。

で、早速試してみました。レンダー画像にバッテンが出ますが、全ての機能を使えるようです。マニュアルはあんまり良心的に思えなかったのですが、機能そのものが少なく、簡単に理解できそうです。私がAE 初心者でなければ、直感的にすぐわかったのではないかと、、、

フォーカスするポイント、ぼかしの強さなどが設定でき、Depth マットを使うとより奇麗なDOF が表現できました。アニメーションも簡単で、例えば最初のフレームである位置をフォーカスさせてぼかしの強さを決め、動かした先のフレームで、フォーカス位置とぼかしの強さを変えると、ピンを動かしたような映像が簡単にできます。おそらく、実際のカメラで近景から遠景にピンの位置を変えるとなると、高度な技術が要求されるように思いますが、これなら簡単です。

ところでLenscare の開発元であるfrischluft は、他にもTilt Shift をシミュレーションするプラグインなど、面白そうなものを色々提供しているようです。物欲がw

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